
夏休みにコペンハーゲンからちょっと南にある町に行っていたけど、そこではさくらんぼが完全に実っていた。
アメリカンチェリーのような赤紫、それから黄色と濃紺のさくらんぼがその町では毎年採れる。
親戚の別荘がある町で毎年行っていて、散歩に出かけるとお腹いっぱいになって帰ってくる。
それでもまだまだあるので時々たくさんとってジャムにしたりする。
東京で育った私には予想もつかなかった今の生活スタイル。
自家製のジャムやジュースは、私が子供の頃に飲んでいた缶のジュースやスーパーで買ったジャムより特に美味しいわけではない。
むしろ、その作成過程を見ているだけに、その果実たちが、その過程においてどれほどたくさんの虫たちの洗礼を受けているかも知ってしまっている。
それは、綺麗に消毒洗浄された紙パックや瓶に詰められた「商品」を食べて育った私には最初抵抗があった。
でも自然のものを探して、摘んで、絞って、作るのは楽しいし、嬉しい。
最後まで大切に使う。
それは、私のハンドメイドをやるきっかけになった出来事にもあるデンマーク人の考え方が関係しているのだろう。
その事については次回書きます。
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