写真については「また上、切れてるね」っていうコメントのみにして、さっそく本題に移りたいと思います。
夏も終わりになってしまい、今年も話しそびれた。。という気持ちでいたら、先日母から日本はまだ台風が来ているとの事。台風だとまだ夏だな、という安楽的な解釈で日頃から撮っておいたお話をむりやりぶち込みたいと思います。
十数年前、私は昔から怖い話がとても好きだったので、眠れない夜にその当時恋人だった旦那さんに怖い話をしてあげよう。と持ち掛けました。(あ、ちなみに写真の右端にぎりぎり見切れないように映っているのがその旦那さんです)
それであのかの有名な雪山の話をしたのです。知らない人のために。雪山
怪談話はたくさん知っていても、これはかなり怖いと感じる話です。これを彼に話し終わると、息をのみ、私をじっと改めて見てから、「この話、怖いね」」と感想を言い、私はこの怖さは国境を超えるのだと、得意満面でした。
その後、今度は彼に怖い話をしてもらうことになったのです。その時、実際彼はこう前置きしました。「この話は、ちょっと怖すぎるよ。」。。。
期待満々のまま、話に耳を傾けました。
「ある日、夜にタクシードライバーが森の中を走っていました。そうしたら長身のほっかぶりをした年老いた風体の女性が森の暗がりに見えました。
少し不気味な気がしましたが、タクシーに向かって手をあげた女性をないがしろにも出来ず、運転手は車を止めて、彼女を乗車させました。
そうしたら!!突然、横に座ったと同時に、彼女はがしっと運転手の腕を掴んだのです。
その腕を見た時、運転手は縮み上がりました。なんとその手は毛むくじゃらだったのです。」
・・・話は突然終わりました。彼を見ると「どうだ!?これは怖いだろ。」というどや顔。
どうですか、皆さん。怪談話には事欠かない日本の皆さん、どうですか?この話。
私の感想です。あくまでも個人的な感想を書かせていただきますが、どこが怖いのかはっきり分かりません。
私は以前毛むくじゃらの腕をした女性と職場を共にしていたことがあります。
それは、たしかに獣のような毛むくじゃらなのかもしれないし、夜の森の中では不気味かもしれません。でも、女性は腕をつるっつるに保っていなくてはいけないのでしょうか!!!断固、抗議します!
少し熱くなってしまってごめんなさい。
でもこの話を聞いていた時、話が終わりを迎えたことにすら、全く気づきませんでした。ちょうど私は「こっちのタクシーは助手席に客を乗せるのか。」という事をぼんやり考えていた時でした。あのどや顔、写真に撮っておけばよかった。
なにはともあれ、その後、私との付き合いも経て、リングの映画や、数々の怪談に触れた彼は、今でもあの話をどや顔でするのかは分かりません。
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