今読んでいる本です。
ひたすらにいろいろな場所で壁を、ほぼ接写した写真集。
つらつら読んでいって気づいたことがありました。
この景色、壁の表面を至近距離から眺めることって、懐かしい。。
子供の頃ってこうやってよく何気なしに見ていた気がするのです。
通りで親が近所の人と世間話はじめて、ずっと待っていた時、先生の話を聞かなくてはいけなかった時、いろいろ状況はあるでしょうが、壁に何かの物語を見ていた気がする。大人になるとせかせかしているのか、そういう経験なくなったな。。人と話す時はなるべくその人見なきゃいけなくなったし(笑)
それも、この本の中で杉浦さんが言っている「壁とのやりとり」でした。
幼少期を過ごした実家の前は、せまーい曲がり角で、毎回、車が通過するにはスローペースでの運転になっていました。
家の前でボール遊びやらをしていた私は、そんな度に、ピタッと壁にくっついてその数秒間を待っていました。その時私は明らかに壁と「やりとり」していたと思い出します。
今でも、そのまま壁の剥がれそうなところを剥がすっていう遊びに移行してしまって、車が通過した後も、ボール遊びに戻らなかったのを、覚えていますもんww
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